枸杞、5か月に向けて

本日は、お母さん候補として残しているポメラニアン「枸杞(くこ)」の動画をご紹介します。
朝のご飯の時間になると、元気いっぱいにぴょんぴょん跳ねておねだりする姿。成長の過程がよくわかる瞬間です。
ポメラニアンには「猿期」
と呼ばれる時期があり、
顔の毛が短くなって、
柴犬のような印象になります。
これは成長段階の一過程で、
この時期を過ぎると再び毛量が増え、
ふさふさとした本来の
ポメラニアンらしい姿に戻ります。
枸杞もまもなく生後5か月を迎え、
この猿期を抜けてさらに美しく成長していく頃です。
また、現在育っている
三兄妹の子犬たちも、そろそろ
離乳食を始める時期に入ります。
お母さんの授乳も終盤に近づき、
子犬たちは少しずつ自立への一歩を踏み出しています。
「卒乳」という言葉には、どこか寂しい響きがあります。
実際にお客様からも「親離れが可哀想」とのお声をいただくことがあります。
けれども、犬たちの世界では、
人間よりもずっと上手に、
そして自然の摂理に従って
子離れ・親離れが行われます。
母犬は子犬が自力で食べられるように
なると、無理なく少しずつ授乳を減らし、
子犬たちもまた新しい食事へと
自然に移行していきます。
これは決して冷たいことではなく、
むしろ健やかに成長するために
欠かせない大切な一歩なのです。
卒乳は、親犬と子犬の絆が
途切れるのではなく、次の段階へ進む合図。
「しっかり育ったから、もう大丈夫だよ」
という、母犬から子犬への信頼の証でもあります。
お母さん犬、本当にお疲れさまでした。